レア・ミネルウァの歩き方

さ行（せ・そ）

◇聖婚
　本来は界王とセルシアの婚姻を指す。
　現在はセルシアが誰かと婚姻を結ぶことすべてを聖婚と言う。

◆青嵐
　せいらん。ロスフォード領で助け出した風の精霊。元の名をシルフィーダムといったが、その名を縛られてしまい、サクラに新たな名前を要求して付けられた名前。漢字で命名されており、二度と縛られることがないよう、サクラも書き残さないと約束した。レア・ミネルウァの皆は「セーラン」という音で認識している。

◇ゼグリア
　空の世界の名称。

◇ゼグリア便
　レア・ミネルウァにおける郵便制度のひとつ。超特急便。
　背中に翼を持つゼグリアの民が、宛先の人物まで直接届けてくれる。
　料金もとてもお高め。

◆セリア＝ゼグリア
　空の世界、ゼグリアのセルシア。
　界王・コーデリアの正妃。
　元々は、幼少期からレア・ミネルウァのセルシア院で、双子の姉とともにリシュティーノに仕えていた補佐官。
　他世界から他世界のセルシアに選定されることは、異例のことだった。

◇セルージャンノルディ
　地方に派遣された、あるいは育てられた異能の者。セルシアを大樹と見立て、「セルシアの枝」を意味する呼称。派遣された先の祭司を務める。

◇セルージャンフレディ
　セルシア院の置く地方院で修道する者の呼称。特異な力は持たない。
　「セルシアの葉」を意味する。

◇セルシア
　三世界それぞれに一人存在する、世界と心を交わし安寧を祈る者。
　特異な力を持つ者が多い。

◇セルシア院
　セルシアを頂点にレア・ミネルウァの治安全般を預かる組織。セルシア騎士団もこの組織の一部。セルシア院が置く各組織を「庁」と呼ぶ。

◇セルフォード
　セルシア御用達の称号。

◆セレト
　ユリゼラの侍女。クレイセスの母・テラから借用中。父はフィルセインの家令を務めている。