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黒歴史以外の何物でもない、夏の事件。
それから2週間も経たずに、「不破君と3年の先輩、別れたらしいよ」という情報を莉緒那がもってきたが、泉の恋心が戻ることはなかった。
なぜなら事件以降、面白いように不破のユルユル性事情を知ることになったから。
情報源は、これまた莉緒那。
泉が不破に告白すると宣言した日。
「じゃあ、わたしも理数科の佐藤君に告白しようかな。お互い良い結果になるといいね」
なんて云っていたが、良い結果になったのは、便乗告白した親友だけだった。
その後、佐藤君よりもたらされる天才の下半身事情の数々。
まだまだ純粋なところがあった泉には、聞くに堪えないモノばかりで、これを機に不破への恋心は一掃された。
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