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「おーい。誰かいないのか。」
パクが、ベッドから起き上がり、ドアのところまで歩いていった。
どうやら外側から鍵が掛かっているようだ。
”妙だ。内側から鍵が掛かっているのならまだしも、外側からしか鍵が掛からないということは、どういうことだ。
私は、囚われの身だということか。
昨日までの、記憶は確かだと思っていた。
確かに昨日は、北韓共和国に攻撃命令を下した後、徹夜続きだったから、執務室で仮眠を取っていたはずだ。
私は、攻撃開始の決定をするために、何度も何度も主要メンバーと議論を交わしていたため、ほとんど、二、三日寝ていなかった。
だから、大統領として、攻撃命令を下した後は、自宅に帰ることもせずに、自分の執務室で仮眠をとる事にした。
このような状況下、自宅に帰るわけには、いかない。
しかし、その後、何かが、私に起きたのか?”
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