23人が本棚に入れています
本棚に追加
/77ページ
02.少年の生き様。
*********************************
どこまでも続く田舎道。
道端にはタンポポが咲いていて、春の陽気を感じさせる。
その周りには田んぼが一面に広がり、見渡す限り何もないところだった。
何もない田舎道をトボトボと歩く一人の少年。
その道はか細く、車が通るにはギリギリの幅だった。
黄色い帽子に半袖のよれっとした白いT-shirtに、青色の半ズボン。
見たところ小学校高学年のようだ。
まだ春だというのに、日差しが強いせいか少年の肌は少し焼けていた。
最初のコメントを投稿しよう!