名探偵参上

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名探偵参上

夕食どき、一日の出来事を説明すると、娘が首をひねった。 「地元の人はどうして、帰って来ないのが霊の仕業だと知ってるの?」 「霊を見たからだろ」 「見たら帰ってこれないんでしょ」 私は返す言葉を失った。 「手遅れになるかも」 「何が」 「何もかもに、決まっているでしょ」 どうやら娘は、私よりも知恵が回るようだ。 感心している場合じゃない、すぐ警察に電話しなければ。
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