お父さんとマシュマロ

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お父さんとマシュマロ

 ある秋の日、お父さんが沢山マシュマロを買ってきた。  こんなにいっぱいのマシュマロをどうするんだろうと思ってびっくりしていると、お父さんは庭に出て焚き火をしようと言った。  お父さんに言われるままに一緒に庭に出て、ほうきで枯れ葉を集めて火を点けるのを見る、パチパチと炎が燻った。  私が焚き火を見ていると、お父さんはせっせとマシュマロを串に刺して、それを私に渡す。それから、マシュマロを焚き火にかざした。  マシュマロが焦げてとろりと溶ける。それをビスケットで挟んでお父さんが言う。 「こうするとおいしいんだぞ」  サクサクとビスケットを食べるお父さんと同じように、私もマシュマロとビスケットを食べる。  とてもおいしかった。
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