ある少女の逃走記

6/10
前へ
/10ページ
次へ
数日後、突然爆発音と強い光が発生し、警戒音が響いた。 すると隣の部屋から壁を破って男の子が出てきた。 男の子の周りを何かがまわっている。 「ちょうどいい。一緒に逃げるだろ?」 男の子が聞いてきた。 「も、もちろん!」 「じゃあ下がって」 男の子はそう言うと、壁に手を当てた。 「離れてろ」 ドゴーン! 激しい光が部屋を満たし、視界が戻ると壁に穴が空いていた。 「逃げるぞ!」 男の子に左手を引かれ、走った。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加