遅刻

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キーンコーン…。 ただいま5時間目の終わり。今日は5時間授業だ。つまりこの後は放課後。大抵の生徒はこの男しか居ないむさ苦しい学校で、青春を謳歌するのだろう。…(?) だか僕と玲央の放課後と言えば… 『はぁぁぁ…。最悪…』 そうだ、1日の始まりから先生のズラを吹っ飛ばした僕達は放課後職員室に呼ばれているのだ。( ;꒳​; ) 「まじで怖くなってきたわ。やっぱ俺帰る」 「ふざけんなよ?お前のせいでこうなってんだろうが。逃げんな。」 現在職員室前。帰ろうとする玲央を必死に引き止める姿はまさに巨人が小人を虐めてるようだ。 「もういい!早く行くぞ!こんな所でグダグダしてるのも時間の無駄だ!」 よし!もうどうにでもなれ!扉に伸ばす手がガタガタ震えてるが、そんなの関係ねぇ! ガララッ! ピシャッ 僕は勢いよく職員室の扉を開けた。
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