教えて、ルシェルナ

1. 『ルシェルナ』

ねぇ、ルシェルナ。私……あなたに聞きたいことがあるの。
あなたは、生きていて楽しい？

ルシェルナ……あなたは『誰』？

　私にはあなたが『どこ』の『誰』なのか分からない。私の頭の片隅に……微かに残る記憶。あなたが『ルシェルナ』だってことしか覚えてない。
　あなたと私……いつ出会ったのか。どれだけの『時間』を過ごしたのか。

　あ……でもね。もう１つ覚えてることがあるんだ。それは……ルシェルナの残した言葉。

『言の葉』

あなたは私にたくさんの言葉……『言の葉』を残した。
　私はそれを今……追ってる。
　私……今……あのねルシェルナ。
私は今、『生きる意味』を失ってるの。

　私を今……動かしているのは、ルシェルナ、あなたが残した『言の葉』。

ねぇ……教えてよ。ルシェルナ。

あなたは『誰』？
どこにいるの？
なぜ……私に『言の葉』を残したの？

ルシェルナと『私』はいつを生きたんだろう。

私は何かを探してる。それはルシェルナ……あなたなのか。

　私はずっと待ってるのかも知れない。ルシェルナと出逢い、『運命』というものが花ひらく……その時を。