目が覚めたらそこは触手エロゲーの世界だった

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「ラウラ様、お支度が済みましたよ」 おっと、もうお着替えタイムが終わってしまったようだ。 俺は早速姿見の前へと立ち、自分の姿を確かめる。 「ッは〜〜!」 (やっっぱり、びっ……少女〜!) ガッツポーズを決めて仰け反りたくなるのを必死に我慢する。 可愛さが天元突破しちゃう!!!!! 最高オブ最高。 深紅のドレスはバラの花びらを思わせる可憐さ。首もとまできっちりボタンで止められているけれど、体のラインに沿った縫製は、小ぶりだが形のよいバストを美しく際立たせる。 ドレスの丈が長いのですらりと伸びたおみ足が拝めないのは残念だけれど、秘すれば花。これもまたエロティシズムだ。 窒息しそうなレベルでコルセットをギュウギュウ締め上げられるのは閉口するが、このくびれを維持するためなら仕方あるまい。 しかし子供の頃からこんなキツイ思いしてスタイル維持しないといけないなんて大変だ。 「……いかがでしょうか?」 おずおずとエリザが尋ねる。俺は振り向き、満面の笑みで答えた。 「完ッ璧!」
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