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赤い目をした俺たちを心配そうに交互に見つめる朱莉を見て思わず笑みが溢れた。
「戻ってコーヒーでも飲もうか。」
優しい声で柊平が言った。
「うん。私9割ミルクのカフェオレにしてね!」
「それってほぼ牛乳じゃねぇの? あれ? なんかこれ前にも言った覚えが……あっ」
『晶!』
俺と柊平は顔を見合わせ同時に声をあげた。それから朱莉と3人で笑い合った。
あの頃の俺たちのように。
朱莉の手をぎゅっと握り直す。
切れた筈の縁はどうやらこれからも続いていくようだ。
fin
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