魔王との対決1

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魔王との対決1

「二人は愛し合っていた?」 「はい。ある洞窟探検で一緒になって」 「女剣士に助けられたと聞いてたが、マリーナのことだったのか?」 「ああ。あの時も久々の再開でうれしかったよ」 「そのまま、夜に愛を確かめ合って……」 「待て待て。姫のことはいいのか? 姫とも愛し合っていたはずだ」  タツに指摘される。 「姫もマリーナのことは知ってる。もちろん、俺たちの関係もな」 「そうだったんですか?」  テツヤがびっくりする。 「そのうえで、姫は伴侶になることを決めた」 「じゃあ、マリーナさんは?」 「私は愛人さ」 「そんな関係があったのか」 「それより、魔王のところへ急ごう。姫を助けないと」 「そうだったな」  アルマーたちは神殿の最上階を目指して走り出す。 『虫けらが。今度こそ復活できないように心ごと壊してくれよう!』
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