2人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
魔王との対決1
「二人は愛し合っていた?」
「はい。ある洞窟探検で一緒になって」
「女剣士に助けられたと聞いてたが、マリーナのことだったのか?」
「ああ。あの時も久々の再開でうれしかったよ」
「そのまま、夜に愛を確かめ合って……」
「待て待て。姫のことはいいのか? 姫とも愛し合っていたはずだ」
タツに指摘される。
「姫もマリーナのことは知ってる。もちろん、俺たちの関係もな」
「そうだったんですか?」
テツヤがびっくりする。
「そのうえで、姫は伴侶になることを決めた」
「じゃあ、マリーナさんは?」
「私は愛人さ」
「そんな関係があったのか」
「それより、魔王のところへ急ごう。姫を助けないと」
「そうだったな」
アルマーたちは神殿の最上階を目指して走り出す。
『虫けらが。今度こそ復活できないように心ごと壊してくれよう!』
最初のコメントを投稿しよう!