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「お前を倒す!」
『寵しに乗るな。虫けらめ! そう簡単に倒されてたまるか。甘く見るな!』
魔王が炎を吐く。
「近づけん」
『悔しいだろう。もっと悔やむんだな』
「くっ」
アルマーは歯ぎしりした。
「落ち着け、アルマー。挑発に乗ったら、こっちの負けだ!」
「でも、どうすれば?」
「なんのために、俺たちがいるんだよ」
賢者のタツだった。
「魔王には力だけでは、太刀打ちできん」
『そう言うことだな。自分の不甲斐なさを思い知ったか!』
「調子に乗ってんのはお前のほうだ、くそったれ!」
『なんだと?』
「俺らの力を見せてやる!」
『面白い。やれるものなら、やってみるが良い!』
「はあっ!」
「ていっ」
『ふん。その程度か。虫けらがいくら集まっても、虫けらだな。砕け散るが良い!』
「そうはさせるかぁ!」
「アルマー!」
アルマーたちは敗北した。アルマーが魔王の術に掛かったのが痛かった。
『ふはは。姫の命は頂くぞ!』
アルマーたちは遠くへ飛ばされた。
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