姫、救出

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姫、救出

「あ、アルマー様?」 「姫」 「……エッチ!」 「感動的な場面なのに」 「もっと、早く助けてくれると思ったのに……」 「ごめん」 「それに裸を見られた」 「・・・」 「姫の名前はなんて言うんですか?」 「アンナです」 「アンナ」 「アルマー様にも教えたことはありません。伴侶とならなければ、教えてはいけないと言われていたので」 「私たちに教えて良いのですか?」 「私はアルマー様の伴侶になると決めています。だから良いのです」 「姫」 「アルマー様、どうかアンナと呼んでください。私を抱き締めてください」 「アンナ」  アルマーはアンナを抱き締める。 「ああ♡」  アルマーはアンナ姫に服を渡す。 「あのままアルマー様の物にしてくれてもよかったのに……」 「とりあえず、一件落着だな」 「帰るにしてもな。また、旅するか?」 「しばらくはゆっくりしたいな」 「じゃあ、お前の町に戻るか」 「そうだな」
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