いつまでも

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ひと目で大好きになりました。 ほかの思いが浮かぶ余地もありません。 あなたの咲く花壇の前で、立ちつくして、見つめていました。 太陽の日差しがまぶしくて、長居はできませんでしたけれど。 2、3度振り返り、遠目に見ても、あなたの姿は愛らしいものでした また、会えるでしょうか。 あなたに聞きながら、私は家に帰りました。 その夜、ひんやり冷たい毛布に入って、瞼を閉じると、そこにあなたの姿がありました。 あなたは、私の大好きな姿のまま、あの花壇に咲いていました。
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