お釈迦様の生誕の日に手術が決まりました

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お釈迦様の生誕の日に手術が決まりました

2021年4月8日に開胸手術が決まりました。 友人から同日は「お釈迦様の生誕の日」とLINEで教えて頂きました。何とも感慨深いです。教えてくれてありがとうございます。 明日から手術に備えて病室が変わることになりました。落ち着いて術前を過ごせるのは今日が最後です。 本音を申しますと、入院したこと・手術をこれから受けることが良いのか分かりません。と申しますのも、手術を行った際に不随になる可能性、脳梗塞を引き起こす可能性は0ではないからです。 手術の詳細とリスクを執刀医から聞いて、脳死も覚悟して臓器提供カードに署名をしようと思いました。 しかし、私への1人の看護師の親身なサポートに心打たれ、署名を止めました。 実は、4週間以上に渡る抗生剤の点滴にも関わらず、体内には菌が残り死滅していません。先日の血液検査で分かりました。 手術でメスを入れることは体内に人工物を入れることであり、医療機具に付着した菌が血流に乗り、体内を巡る可能性があります。 また、心臓の弁に張り付いた郷(菌の塊)が血流に乗って脳に向かい脳梗塞を起こしかねません。 手術をするギリギリまで抗生剤を打った結果です。医療従事者の皆様のサポートがなかったら、私はこうして日記をつけていません。 手術に踏み切らないと自身の命が危ないこともあり、体内に菌が生存している状態で4月8日を迎える準備をしています。 最後の抵抗と言わんばかりに、2日前より菌が暴れだし、今日の深夜より私の左足首から下が赤く腫れ上がりました。末端の細胞が侵されやすいため致し方ないことです。しかし、歩行に支障が出るとは…。菌も必死だけど、白血球に大人しく退治されて欲しいものです。 20年以上苦楽を共にしたパートナーに寂しい思いをさせて本当に申し訳なく涙が止まりません。毎日連絡をくれてありがとう。あなたがいたから、己の人生を嘆いて20年前に私は死なずに済みました。 今度は私が貴方を守ります。 ベストではなく、ベターな状態での手術を許して下さい。 身体が限界なんです。 リスクを背負って手術しますが、自身の身体を支えてくれる細胞や臓器にお願いして全力で菌と闘って、苦境を乗り越えます。 友人の皆様、様々なご支援本当にありがとうございます。コロナが流行しているが故に医療センター側で面会や差し入れの制限があり、折角のご厚意を受け取れず申し訳ないです。制限をすり抜けて頂いた品々は私の手元に届きました。ありがとうございます。 温かい皆様のメッセージは大切に読ませて頂いてます。 花見が出来ない中、素敵な桜の画像を送ってくれたり、好きなアニメのキャラクターのスタンプを頂いたり、感謝しても感謝しきれません。 退院したらまたご飯に行きましょう! 日記には書ききれない面白いネタをこっそりお話します。 明日、明後日も日記は更新予定ですが術前の為、更新がなかった際はご了承下さい。 皆様、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
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