31人が本棚に入れています
本棚に追加
/317ページ
あらすじ
東京の人口は既に1000人を切った。
理由の明かされない大規模な区画整理が突然行われ、渋谷一帯から人は追い出されることとなった。
抗議しようにも、何が主体でこのような事態になっているのか、全く不明。
軍も政府も、一切情報を開示しない。
次第に、議員や警察など、市民の模範となるべき人間たちが、次々に犯罪行為を冒すようになるが、罰せられることなく野放しにされるようになる。
皆、荒んだ東京の情勢に見限りを付け、地方へと逃げていった。
貴之と、その弟の博也は、危険に満ちた東京に留まり、行政機関から盗んだ情報を売って生計を立てていた。
ハッキング&潜入担当の兄と、それを擁護するスナイパーの弟。
名の知れた情報屋だった。
その行為はなおざりにされた国民のためであり、また、かつての平和な東京を取り戻すためでもあった。
ある日、全ての元凶であると考えられる、謎に満ちた研究所へ潜入するが、予想以上の戦力の差に、貴之は撤退を余儀なくされる。
逃走の最中に遭遇したのは、不思議な力を持つ女の子。
貴之は自分たちの助けになると思い、彼女を仲間に引き入れようとするが……。
最初のコメントを投稿しよう!