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   「あっ!こんな所に居たのかよ、ぼっち」 後方から聞こえた数人の足音とともに、恐らくその中の誰かしらの声だろう、そんな1人の聞き覚えある声に振り向く。 案の定3人の仲良しなクラスメイトのメンバーが僕を探しに来てくれていた。 初めに聞こえた声の本人は進藤 優馬 親友だ。 「何してんのよ、ぼっち」 続いて、どのドラマやアニメにも出てきそうな、ツンデレ系女子の二ノ宮 茜。 そして、未だに距離の取れない君。 天野 結奈は、今も二ノ宮の後ろあたりで黙り込んでいる。 「いやぁ、ちょっと黄昏れるのも良いかなって」 「何歳だよ。ほんとにお前ってじじくさいよな…夏樹」 寺田 夏樹。 僕だ。
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