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昨日の夜から降り始めた雪のせいで、私は朝から憂鬱だった。
自転車で行けば7分ほどで学校につけるのに、雪に降られ、その上あんなに積もられていてしまっていては、歩く他ない。
クローゼットを開け、目の前にかけられている制服ではなく、隅に畳んでおいたジャージを手につかみ、体に通す。
雪が降るほど寒いのに、外で生脚なんて出していられないし、
通学時にスカートじゃなきゃいけないなんて、そんな校則はないのだ。
スカートが皺にならないようにプリーツに合わせてたたみ、リュックの底に入れた。
上から教科書と筆記用具をつめればグチャグチャになってしまうこともない。
時間を確認する。
8時20分、歩くとなると少しギリギリだ。
窓から見たよりも外は思ったより真っ白で、
それがまた私を憂鬱にさせた。
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