2:お父さん

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2:お父さん

 その後、私の生活は一変する。私はその場で丁重に『保護』され、来る日も来る日もさまざまな人にその都度同じ説明をさせられた。  訊かれることは決まっていつも家族、特に父のことだった。  私はあの日、クラスで発表した『ぼくの・わたしの家族』というテーマの作文通りのことを、さらに細かく、噛み砕いて彼らに説明し続けた。
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