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「先輩もビアガーデンいきませんか?」
「ビアガーデン?」
「夏と言えばビアガーデンでしょ!仕事帰りのビール!最高っすよ?!」
「良いね、いつ行くの?」
「明日っす!他の部署の子も一緒なんですけどね!」
「じゃぁ、僕は遠慮するよ」
「先輩がいなきゃダメっすよ!!用事がないならいきましょーよ!」
知らない人がいると楽しく呑めないし、人見知りだから気遣っちゃうんだよな…。そんな事より何で僕がいなきゃダメなんだろう?
「場所は、いつもの居酒屋なんすよ!夏だけ屋上でビアガーデンやるみたいで!」
「いつもの?」
美波くんのバイト先か…出勤か分からないけど、それなら行っても良いかな。
「分かった、行こうかな」
「よっし!約束っすよ!!」
やっぱり何か企んでる?変なテンションだなぁ…
『明日?俺バイト休みなんだけどぉ!!』
「そうなんだ、残念」
『今日も明後日もバイトなのに…龍ちゃんタイミング悪すぎっ!!』
寝る前に美波くんに電話をかけた。普段は電話なんてかけないから、直接話す声とはまた違う声にドキドキする。
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