第2章

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『龍ちゃん、あんまり呑みすぎんなよ?』 「大丈夫だよ、元々そんなに呑まないし」 『……心配なんだよなぁ』 「どうして?」 『だって前に呑みすぎて………』 「前に?」 …そういえば、美波くんの家で呑んだ時記憶なくしちゃったなぁ…それを心配してくれてるのかな? 『とにかくっ!あんま呑むなっ!』 「はいはい、分かってるよ。心配してくれてありがとう!」 『…本当に分かってんのかよ…!』 「記憶なくすのはもう御免だからね。それに、田口くんの他に違う部署の子も来るみたいだから、羽目外せないよ」 『女?』 「多分そうかな?」 『龍ちゃん女の子苦手じゃん。大丈夫なの?』 「まぁ、田口くんがいればなんとかなるでしょ」 『ふーん、まぁ頑張れ』 ーーーーー ーーーーーーーーー 次の日、仕事が終わると田口くんがテンション高めで近づいてきた。 「せーんぱーいっ!楽しみっすね!ビアガーデン!」 「そんなに好きなの?」 「まぁ、その他にも楽しみがあるんですけどねぇ」 「何その顔…!何か企んでない?!」
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