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重さが…じゃなくて、美波くんの足の間に僕の足があって、凄い密着させられてる。
「龍ちゃん、マジで大好き」
「…………っ…」
この体勢で、ここまでストレートに言われると、アルコールだって入ってるし…僕だって理性というものが保てなくるわけで…
「美波くん…僕もう心折れそう…」
「え?何が!?」
僕から美波くんにキスをする。舌を絡めて、もっと、もっと求めたい気持ちに抗えず…
「君が成人するまで待てそうもない…」
「俺だって、待つ気ねーし…」
「せめて君が高校を卒業するまで…って事にしない?」
「なんだよ…結局待つのかよ!」
「うん…ごめん。でも、もう少しキスさせてね」
これ以上キスをしたらダメだって分かってるのに止まらない。だけど、美波くんも僕も下半身を気になりだして、無理やりストップをかける。
「ねぇ龍ちゃん」
「ダメ…」
「まだ何も言ってねーし!…………ダメ?」
「ダメ…」
「くそぉ…じゃぁ、俺の腕に頭乗せてあっち向いて」
美波くんの言う通りに横になると、後ろから優しく抱きしめられた。
「顔見たらまたしたくなるから、こうやって寝る」
「そうだね。…背中暖かいよ」
気持ちも落ち着いてきて、安心感に包まれる中、いつの間にか僕は眠りについた。
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