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ここで例として私の事を少しだけ話させてもらうと、突然のカミングアウトですが私は小学生くらいの頃に難病で母親を亡くし、高校生の時に父親も他界しました。
社会に出てからこの話をすると、決まって聞いた人は大変だったね、苦労したんだねと声をかけてくれます。
しかし、私には当時祖父母がいて、親がいない事で大変な想いをした事はそんなにありません。
むしろ、親がいない私を特に祖母は気にかけてくれていた為、私のやりたい事にほとんど口出しせず、やりたいようにやらせてもらい何不自由なく生活してきました。
ここまでの話をしたとしても、相手には
「親を若いうちに亡くして大変な想いをした子」
として映るわけです。
そりゃあ、親を亡くした当時は辛かったし悲しい思いもしましたが、今までずーっとそうだったかと聞かれれば、そうではありません。
ですが、相手に映る私の人物像は先ほど書いた通りです。
つまり、私の抱えて来た想いなどは相手には完全には伝わりきっていない事になります。
これが私の言いたかった認識的な意味での孤独です。
無論、相手に知られたく無い事も当然有りますが、完全に自分の事を理解する人が居ないと言うのは物凄く孤独です。
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