尾久の栄依子ちゃんシリーズ お父さんの『おみやげ話』

この時はそれだけでしたが
藤平は、駿河湾で取れた大きなブリを一尾
お土産に買ってくることもありました。

そういう時は、尾久の駅まで
住み込みのワカイシュ（若い衆）が
大八車で迎えに行って
新聞紙と油紙で包まれた大きなブリを
積んで帰ってくるのです。

大きなブリは
出入りの魚屋さんに来てもらってさばいてもらい
家族６人、
職人、
住み込みの見習いの少年（小僧さんと呼びました）
１５．５人で、お刺身や照り焼きにして食べました。