ザルガニぷりずん!

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「さっきはごめん」 そんな事を言われても私はどうして良いのか解らない、という顔を彼女はした。 「逃げたザルガニを探さないと」 「う?うん、ザリガニだね」 「はい、ザルガニです」 ううん?ザル? まあ、いい。 この際、彼女のそんな細やかな間違いはどうでもいい。 眼鏡をかけた男子生徒は気を取り直す。 そして女子生徒と互いに顔を見合わせ頭を抱えた。
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