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二泊三日の実里さんたちが帰る日の朝、私は元気な実里さんに叩き起こされた。 「おっはよー。出かけるよ。」 「ん…み、実里さん?」 ベッドの横を手で触ったが和宏がいない。 「ほら、私たちがいる最終日なんだから、一日楽しむわよ。」 慌てて身支度を整え、キッチンに行くと和宏が作った朝食をみんなで食べているところだった。 「おはよう、起きれなくてごめんね。」 「大丈夫。こいつらが早くにバタバタしていて目が覚めただけだから。」 和宏に促されて私も朝食をいただいていると実里さんが自分達の食べた食器を洗い始めている。 「あと30分で出かけるからね。」 「どこ行くにしたの?」 「岡山駅の近く。」 「そうなんだ。」 岡山城と後楽園にでも行くのかと思ったが、実里さんの張り切りっぷりに城好きだったかなと首を傾げるのだった。
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