4、例外

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「ごめん……ーー」  最初のその断りの文言だけで私の頭は真っ白になった。、そしてすぐ私にとって利用価値のなくなったこの男は、生きている意味あるのだろうか?  おそらくないだろう。かわいそうに……。  彼が何かを言っているのを無視し、キッチンから包丁を取り出す。  男は驚いた顔をしていたがおかまいなく、男の心臓目掛け一気に刺した。  男が鈍いうめき声をあげるが構わず何度も刺した。私の着ている服がみるみるうちに赤く染まってゆく。  動かなくなった男をみて一緒に過ごした日々がフラッシュバックした。もうあの頃はあの時間は戻ってこないのかそ思うと高揚感を感じた。  とりあえず血がついてしまった服を洗濯しよう、ついでに体も洗おうと湯を張りお風呂に入った。  湯船に浸かっているいる間も、男と過ごした日を思い出すたびに笑みがこぼれた。  お風呂から上がり男の死体の隣で眠ることにした。 *  今思い出しても最初の失くした瞬間は良かったと思う。  そのあと、気がついたら真っ暗な部屋にいた。
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