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少女はとても明るい性格で、いつもニコニコしていました。
少女の世界は光と闇が入り組んでいる世界です。
しかし、少女の周りは光に包まれていて、とても輝いていました。
そんなある日、湖に行きました。
そこはとても綺麗な湖でした。湖の底がみえるくらい澄んでいて、少女は湖に足をつけてみたくなりました。
湖に入ってみると
「とても気持ちいい」とずっと遊んでいました。
少女は、何時間と時間が過ぎ日が暮れるのも忘れてしまいました。
すると…… 夜が近づき、闇が押し寄せるにつれ
湖はみるみる間に顔色を変え、沼へと変わってしまいました。
少女は、びっくりしてすぐに出ようとしましたが、その湖は、底なし沼、もがけばもがく程、底へと沈んでいきました。
何時間経ったのでしょう……
「助けて!助けて!」
誰も助けには来てくれませんでした……
ついに少女は力尽きて底へと沈んでしまいました。
しかし、沼と思っていたけれど、闇に包まれた湖でした。
湖に沈んだはずなのに、不思議な事に苦しくありません。息はできましたが、暗闇の箱に閉じ込められたように感じました。
いくら出ようとしても出られない……
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