1人が本棚に入れています
本棚に追加
「そっか!赤ちゃん。あのね、俺夢の中で、雪見くんと会ったかもしれないんだー」
「え?夢で?」
「わかんないけど、なんかすっごく優しくて、俺の赤ちゃんも見たいって」
「そんなこと話したんですね」
雪見さん、人の夢の中にも入れるようになったの?…すごい。
「うん、よく覚えてないけど。でね、目が覚めたら、ほんとに雪見くん勝手に家の中にいたんだよ!で、俺ビール飲んでて、ぜーんぜん覚えてないんだ!びっくりしたー」
つまり、雪見さんは直接会いに行って?
よくわからないけど、お姉さんの旦那さんのために動いていたみたい。これが、雪見さんのお仕事?
「なんかね、俺のことすっごーく褒めてくれてね。そのあとまた雪見くんと会ったんだけど、なんか泣きそうになったんだよ?」
「なんでですか?」
「わかんないけど…嬉しそうだった!」
「それは、よかったです」
「あのね、みるくちゃん。いつでも遊びに来てね。雪乃ちゃん、お友達がいないから寂しいんだって」
「はい。わかりました」
「…あれ、雷くん?」
あ、お姉さん起きた。
「あ、雪見の奥さん…?」
なにそのかわいい格好。シャツにリボン?スカートだし?かわいいから触りたい!
「あ、あの…お邪魔してます…」
「雪乃ちゃん!雪見くんがお嫁さん触ったらだめって!」
「えー雪見に言われても」
「だって、雪見くんが俺にお願い!って言ってきたんだもん」
「そうなの…わかった」
最初のコメントを投稿しよう!