肥後さん

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「そっか!赤ちゃん。あのね、俺夢の中で、雪見くんと会ったかもしれないんだー」 「え?夢で?」 「わかんないけど、なんかすっごく優しくて、俺の赤ちゃんも見たいって」 「そんなこと話したんですね」 雪見さん、人の夢の中にも入れるようになったの?…すごい。 「うん、よく覚えてないけど。でね、目が覚めたら、ほんとに雪見くん勝手に家の中にいたんだよ!で、俺ビール飲んでて、ぜーんぜん覚えてないんだ!びっくりしたー」 つまり、雪見さんは直接会いに行って? よくわからないけど、お姉さんの旦那さんのために動いていたみたい。これが、雪見さんのお仕事? 「なんかね、俺のことすっごーく褒めてくれてね。そのあとまた雪見くんと会ったんだけど、なんか泣きそうになったんだよ?」 「なんでですか?」 「わかんないけど…嬉しそうだった!」 「それは、よかったです」 「あのね、みるくちゃん。いつでも遊びに来てね。雪乃ちゃん、お友達がいないから寂しいんだって」 「はい。わかりました」 「…あれ、雷くん?」 あ、お姉さん起きた。 「あ、雪見の奥さん…?」 なにそのかわいい格好。シャツにリボン?スカートだし?かわいいから触りたい! 「あ、あの…お邪魔してます…」 「雪乃ちゃん!雪見くんがお嫁さん触ったらだめって!」 「えー雪見に言われても」 「だって、雪見くんが俺にお願い!って言ってきたんだもん」 「そうなの…わかった」
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