言霊

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「雪見くんとおしゃべり楽しーね」 「ありがとうございます」 素直に褒めてくれるところ、すげぇ嬉しいけど、調子乗らないようにしないとな。 「雪乃ちゃんね、友達がいてもやろうとするんだよ!恥ずかしいよね?」 「…えー、それはちょっと、頭おかしいですね」 バカなのかよあいつ。 「恥ずかしかったー!雪見くんはやっちゃだめだよ」 「しません」 「あ。ゴムあげようか?いっぱいあるよ」 雷さんは兄貴みたいにいろいろ持っていた。 「…ありがとうございます。これどこに売ってるんですか?」 「え!?買ったことないのー!?」 「はい。もらってたので」 「コンビニにあるよ」 「へぇ」 「だめだよちゃんとしないと!」 「…すみません」 「これ全部あげるから」 「はい、もらいま…」 玄関のドアが開いた。 「雷くん、なにしてるの!?」 「あ、雪乃ちゃんおかえりー」 「なんでいるわけ?勝手に雷くんと話さないでよ!しかもなに?雷くんからなんでももらわないでよね?」 どかどかと部屋に入ってきた。うるせー 「…雪乃、お前いらないでしょ?」 「最低!このバカ!」 いてっ。すぐ殴る。 「うるさいんだよお前」
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