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「ひゃ、あ…あっ、っ…!!」
優しく抱いてやるつもりなど微塵もなかったが聞けば16歳で、女も男も知らないと言う。
この魔族の男が見てきた人間といえば屈強な筋肉といかつい顔立ちばかりであり、さらに人間の16といえば成人を迎えている。
にしても、やや未熟な身体だ。
あと少しくらい成長するかもしれないが、コレが数年後にはあの様に育つとは俄には信じられなかった。
(……あまい、)
さすがに冗談だろうと容赦せず、その小さな口を貪ると息継ぎができずに顔を赤らめ、すぐトロトロになっていた。
抵抗する気などない。
与えられるものは素直に受け入れ、出来るだけ楽に殺してもらおうと…そんなシーナの心境が垣間見えた。
無垢な体を暴き、どのくらいの時間そうしていただろうか。
「や、っ…また、漏れるからっ…」
初めての精通だったらしい。
何度も後ろから犯され、自分の出したものが地面にぽたぽたと滴り落ちる度、粗相をしたと泣いて訴える。
正直この少年には出会った時から調子が狂わされっぱなしだ。この泣きっ面に優越感を抱いた魔族の男は口の端を吊り上げた。
「なんだ、いい反応をするじゃないか」
「は、ぁっ、あ!」
思いっきり奥を突くも、漏れるのは悲鳴に似た嬌声だ。
脆弱でも苦痛耐性の加護があるおかげだろう
少年は快楽を素直に受け入れ、痛いと訴えることはしなかった。
「……神の住処を汚すとは、躾がなっていないなぁ?人間」
「あ、ぁあ!」
何度も熱を出して、快楽に震えている。
そして今もまた堪えきれない熱を吐き出す。
「は、ううっ…、めんなさ…、ごめん、なさ…ぃ…」
中はきゅうきゅうと魔族の男を歓迎するように受け入れる。人間とは違う、魔族の太く長い男根は初体験には苦しいだけしかないはずなのに、もうこれは…完全に男を受け入れるための名器だ。
「泣くな、興がそがれる…」
「…、あ…っ、」
ぐすぐすと泣く少年を抱き抱え、面を向かわせる。
この村育ち特有の黒い瞳に黒い髪。
肋は浮いており、髪質も悪い…が、その泣き顔は悪くない。
なによりも、体液が甘い。
「ひっ、ぃ…!…、」
後ろ向きからとはまた違う。
さらに奥深く入ってくる異物の圧迫感に驚いたのか、咄嗟に魔族の男に縋りつこうとしたらしい…が、その手は男の二の腕を掴んだだけだった。
はくはくと口を必死に動かしている。
「、かみ、さま…っあ、神様…!」
「………っ」
何も知らない少年。
縋り付いて助けを求めようとしてきても、彼らは魔族にとって餌であり、苗床になるため少年はのこのこと戻ってきた。
このあとは何匹かの蛇を相手させ、その腹に卵を生みつけるのだ…。
「ひ、ぅ、…、」
「チッ…」
助けても何も言わぬくせに、必死に腕に縋るシーナ。
何故か無性に腹が立ったが、少年の腕を自分の肩へと回させた。
「ーあ、!?、ぁ…あ"、…!」
「逃げるな…お前が、望んだことだろう」
液体ではない明らかな異物が入ってくるのを感じ、少年は恐怖から身を捩るも、もっと楽しませろ…できなければ村が大変なことになるぞ?と魔族は笑い、腰を振らせた。
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