エピローグ

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エピローグ

それから魔族の男は、こんな貧相で人間のガキになど微塵も興味はないし可愛いとも思わない。と周囲には散々愚痴を溢すも、いざ他の魔族から貸してくれだの齧らせろとだのと言われると激しく威嚇した。 少年のそばには常に力のある眷属を置き「逃げないよう見張らせている」と脅しても少年が怪我をすれば、真っ先に眷属を叱る。 人間は最初は魔族にどう接すればいいのか分からなかった様子でも 少年が青年になり、青年から壮年。さらに歳を取って寝てばかりになっても 「お前は変わらないな」と嫌味を言い続ける男に笑いかけていた。 やがて、『神様。』と呼べなくなる日が来ても その手を握り、神様はシーナのそばにいた。 (End)
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