惚れたものが負け

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あとがき ここまで見てくださりありがとうございます。 ハロルド目線でした! ハロルドの村についてちょこっと説明。 名前のない村 魔族5名、村人58名ほどの小さな村ですが、医療場や教育機関もしっかりあるよ。 収入源は、農作物と育てている家畜と割と普通。 ハロルドと彼の意志に協賛してくれたヴァンパイアと、アラクネ(蜘蛛種)が一匹います。 彼らに必要なのは人肉ではなく体液なので、人間達の健康面に気を遣いながら生活を共にしてます。 人間達は苦しい生活から逃れようと荒野を彷徨っているところを勧誘、また数名はハロルドが魔族から保護した元奴隷です。 ハロルド含めヴァンパイア達は幻惑魔法が得意なので精神が傷ついた人間を癒すのも、洗脳してしまうのも得意です。 …洗脳?具体的に? 魔族がいる村ということは絶対秘密。 まず、この村が大好きになれる素敵魔法を使います。 そして、もし魔族との間に子供が出来て、それがどんな姿であっても発狂なんかせず、心から愛せるようにしてくれます。生まれた子供の姿が蝙蝠や蜘蛛じゃお母さんショック受けちゃうもんね! 村を出て行くときは魔族がいたことを綺麗さっぱり忘れるよう再び素敵魔法をかけて、まずないけど思い出して誰かに告発しようものなら、…頭がパーになるかもね。 村の中で洗脳が解けて逃げ出そうとしても命までは奪わないよ、大事な村人だもの。 手足が本体からバイバイするだけです。その後は……。 ハロルドくん、実は何度か裏切られ、その度に壊滅させられてるので、やるときは徹底的にやるし、やったのが魔族だったら尚更苛烈になる。 ただし、基本的には聖母のように慈愛に満ちてるので、怒らせたり不穏な動きを見せなければ無害。 アットホームで和気藹々! 居心地が良すぎてどこにも行けなくなっちゃう村、がキャッチフレーズ。
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