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〈凛はもちろん、俺でもどうにかできる話じゃない。大人に任せちまえ。〉
「ですが・・・」
〈凛のことだから、親切にサツへ通報とかしたんだろう?〉
「しました。」
(代理人を使ったけど。)
〔★関西男子が引き受けてくれた★〕
〈だったら、十分じゃねぇか?後はおまわりさんの仕事だ。そもそも、凛のせいでいなくなったわけじゃねぇ。〉
(いや、そうとも言えないかも・・・)
私が薬を返す時に、もっときちんとしていれば・・・と、思ってる。
(まさか、いなくなるなんて思わなかったもん。)
〈声が暗いぞ?あんまり責任感じるなよ?いいな?〉
「・・・・ありがとうございます。」
優しい瑞希お兄ちゃんの言葉。
それで少しだけ気が楽になる。
〈じゃあ、この話は終わりにしようぜ。凛、これから会えるか?〉
「え?もちろん、会えますが・・・?」
〈なら、一緒に番飯食おう。大原会長からご招待が来てるんだ。〉
「会長さんから?」
〈おう!詳しくは会って話すから、フェリチータに来てくれ!待ってるからよ?〉
「は・・・はい!」
〈あとでな。〉
電話が切れてからも、しばらく画面を見ていた。
(瑞希お兄ちゃんとのご飯・・・久しぶりだな~♪)
好きな人からのお誘い、嬉しいなぁ~♪
〔★正確には、会長からの誘いだ★〕
総長モードだったのが、恋愛モードに変わる。
大好きな人に会える幸せ!
私の気持ちは、すっかり切りかわっていたのだったのだが―――――――
ヴヴヴヴヴヴヴ!
再び携帯が鳴る。
(ヤマトだわ。)
迷ったけど電話に出た。
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