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何もしなかったことを、当然のように言う仲間にイラッとする。
友達が警察につかまったというのに、のん気に構えていることにイライラとした。
「2人共!言ってることは間違ってませんが、その態度はないんじゃないですか!?冷たいですよ!薄情ですよ!見捨てたと誤解されても仕方ないふるまいですよ!?」
「いいですよ。俺、あいつのことそんなに好きじゃな・・・というのは冗談でぇ~!知り合ったばかりで~あまり知らないだけですが、同じ遊撃隊として好きですよぉ?助けられなくて、ホント残念です♪」
「うはははは!ながちゃんなら大丈夫やろう!わしは信じとる!仲良しの友達やからなぁ~!」
「ヤマトはともかく、つなぐっ!!言葉に厚みがない!」
タイプの違う友達2人に、どうツッコんでいいかわからなくなる。
〔★凛のイライラがアップした★〕
釈然としない思いのまま、やってきた瑞希お兄ちゃんに何があったか説明した。
私の話を聞き終わった後で、初代総長様はハッキリ言ってくれた。
「サツ相手に動かなかったことは評価するが、お前らを素直に褒めらんねぇーよ!!」
「そうですよ!そうなんですよ、瑞希お兄ちゃん!!」
「それはないですよぉ~我が君♪」
「うはははは!終わったことはしゃーにやん~!?それより、警察署にながちゃんを助けにいかんでええんかー?」
「「行くに決まってんだろう!?」」
「ですよね~」
こうして、連れて行かれたちーちゃんを追って警察署に向かっていたのだ。
「お兄ちゃん、ちーちゃんは会長さんに知られたくないみたいですが・・・?」
「だから俺が、引き取りに行くんだよ!凛もそのつもりで、俺を呼んだんだろう!?」
いや、そこまで考えたわけじゃ・・・
瑞希お兄ちゃんに会いたかっただけだし。
〔★瑞希の予想は外れてる★〕
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