◆事件にからむ美女(!?)出現!4代目のヒミツの捜査!!◆

25/51
前へ
/535ページ
次へ
「本当に・・・ちーちゃんですか・・・?」 「ウェイウェイウェイ!リンリンのちーちゃんだよ~♪」 そっくりさんかと思ったけど、こんな子がもう1人いるわけない。 間違いなく本物ね。 〔★たくさんいては困る★〕 「リンリン、来てくれたねぇ~!ウェイウェイウェイ!他のみんなもぉ~!?」 「うはははは!無事やないかぁ~ながちゃん!」 「心配することなかったですね。」 「釈放されたってことか?」 「チース!そういうことです、真田せんぱぁぃ!」 人懐っこい笑みで言うちーちゃんにホッとする。 「良かった・・・!心配しましたよ?怪我はないですか!?暴力による冤罪の自供とかされてませんか!?」 「弁護士呼んだから平気系~!」 「弁護士!?」 「さすがヤクザの坊ちゃんだぜ。」 そんな声と共に、ちーちゃんの背後からあの人が出てきた。 「おじさん!?」 現れたのは、顔なじみになりつつある刑事さん。 〔★天敵が現れた★〕 見慣れた顔に、相手に言いたいことを言った。 「ちょっとおじさん、ひどいですよ!ちーちゃんが、何したって言うんですか!?」 「暴力・暴走行為をしてるだろう?」 「宿題するために集まったのに捕まえるなんて!」 「不良が勉強だ?説得力がねぇぞ?」 「けど、パクれるほどの説得力もなかったんだろう?」 「瑞希お兄ちゃん。」 私の後ろから、おじさんに冷たい視線を送る好きな人。 「それで?マジで、幡随院をパクった理由はなんすか、フジワラさん?」 「フジバラだっ!こいつがドラッグを持ってたからだ!」 「だーかーら!あれは、ラムネだって!」 おじさんとちーちゃんいうことが違った。 「どっちが本当なんですか?」 「・・・・・・薬は見つからなかったんだよ!」 「おじさん・・・」 (またやったんだ・・・) 私のタバコの時と同じような早とちりを・・・ 〔★凛は昔をリプレイした★〕 おじさんを見てたら目が合う。 相手はばつが悪そうな顔をすると言った。 「話は終わりだ!帰っていいぞ!」 「謝罪がない系~!」 「悪かったよ!」 そう告げて私達に背を向ける。 「待って下さい。」 気づいたら、その背中に向かって問いかけていた。
/535ページ

最初のコメントを投稿しよう!

144人が本棚に入れています
本棚に追加