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「本当に・・・ちーちゃんですか・・・?」
「ウェイウェイウェイ!リンリンのちーちゃんだよ~♪」
そっくりさんかと思ったけど、こんな子がもう1人いるわけない。
間違いなく本物ね。
〔★たくさんいては困る★〕
「リンリン、来てくれたねぇ~!ウェイウェイウェイ!他のみんなもぉ~!?」
「うはははは!無事やないかぁ~ながちゃん!」
「心配することなかったですね。」
「釈放されたってことか?」
「チース!そういうことです、真田せんぱぁぃ!」
人懐っこい笑みで言うちーちゃんにホッとする。
「良かった・・・!心配しましたよ?怪我はないですか!?暴力による冤罪の自供とかされてませんか!?」
「弁護士呼んだから平気系~!」
「弁護士!?」
「さすがヤクザの坊ちゃんだぜ。」
そんな声と共に、ちーちゃんの背後からあの人が出てきた。
「おじさん!?」
現れたのは、顔なじみになりつつある刑事さん。
〔★天敵が現れた★〕
見慣れた顔に、相手に言いたいことを言った。
「ちょっとおじさん、ひどいですよ!ちーちゃんが、何したって言うんですか!?」
「暴力・暴走行為をしてるだろう?」
「宿題するために集まったのに捕まえるなんて!」
「不良が勉強だ?説得力がねぇぞ?」
「けど、パクれるほどの説得力もなかったんだろう?」
「瑞希お兄ちゃん。」
私の後ろから、おじさんに冷たい視線を送る好きな人。
「それで?マジで、幡随院をパクった理由はなんすか、フジワラさん?」
「フジバラだっ!こいつがドラッグを持ってたからだ!」
「だーかーら!あれは、ラムネだって!」
おじさんとちーちゃんいうことが違った。
「どっちが本当なんですか?」
「・・・・・・薬は見つからなかったんだよ!」
「おじさん・・・」
(またやったんだ・・・)
私のタバコの時と同じような早とちりを・・・
〔★凛は昔をリプレイした★〕
おじさんを見てたら目が合う。
相手はばつが悪そうな顔をすると言った。
「話は終わりだ!帰っていいぞ!」
「謝罪がない系~!」
「悪かったよ!」
そう告げて私達に背を向ける。
「待って下さい。」
気づいたら、その背中に向かって問いかけていた。
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