◆事件にからむ美女(!?)出現!4代目のヒミツの捜査!!◆

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前々から思ってたけど、岩倉って、言葉の地雷を踏むのが上手いよね・・・。 気の毒な思いで見ていたら、私の視線に気づいたおじさんが言った。 「文句あんのか!?こんなバカでも、将来の上司として、1人前にしなきゃなんねぇんだよ!?」 「厳しい戦になりそうですね。」 「うるせぇよ!今日は返してやるが、次はねぇからな!覚えてろ!」 「痛っ!?ちょっと、痛いですよ~バラさーん!?」 鋭い目つきで捨て台詞を吐くと、若い刑事を引っ張って警察署の中に戻って行った。 後に残された私達は、誰となく互いの顔を見合わせる。 「相変わらず、ひでー態度だな?」 「でしょ、真田せんぱぁぃ!?チョー感じ悪いの~!」 「まぁまぁ、釈放されたんだからいいじゃないですか?」 「我が君のおっしゃる通りです。帰りましょう。」 「うははは!」 「ちーちゃん、弁護士呼んだって言ってましたけど・・・」 「ウェイウェイウェイ!中で手続きしてる系~待たずに帰ってイイ感じー!」 「そうですか・・・じゃあ、行きましょうか?」 ホッとしながら駐輪場へと移動する。 「それにしても、誤認逮捕ってひどいですね。」 「マジ鬼ヤバでしょ!?」 「ええ。ラムネと薬を間違えるなんて・・・」 「それは俺がすり替えたからですよ。」 「そうですか、つなぐがすり替え・・・え?」 仲間の1人が言った言葉で、全員がその相手を見る。 「すり替えた・・・?」 「はい。」 私のつぶやきに笑顔で答えると、ポケットからチラリと見せる。 透明な袋に入っている薬を。 「これとすり替えました。」 「え、ええ!?ちょっとちょっと!それって、まさか!?」 「そのまさかです。」 「ば、馬鹿!隠せ!」 危険薬物を見せられ、私と瑞希お兄ちゃんが同時につなぐに飛びつく。 薬を、つなぐのポケットの中へと押し戻してから、血相変えた瑞希お兄ちゃんが問いただす。
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