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好きな作家の本を100冊読む。
好きな作家は誰ですか、と言われて、あなたはどの作家を答えるだろうか。たくさんの作家が思い浮かぶ、もしくは誰も思いつかないという人もいるかもしれない。その作家が本当に好きかどうかの基準は、その作家の作品を全て読んでいるか否かだ。
世の中には、好きな作家の名前を挙げておきながら、一冊か二冊しか読んだことがないという人がいる。それではとても好きな作家とは言えないだろう。もしも何百冊も出していて、全て読むのは厳しい、という人がいれば、最低でも100冊を読んでいないといけない。私にも好きな作家はいるが、100冊を越える作品の全てを読了している。もっと言うならば、同じ本を間違えて何回も読んでしまったことさえある。
一人の作家の作品を100冊読むと何が起こるかと言うと、確実に作品に影響する。その作家が使う言葉、マインド、そういうものが執筆しながら滲み出てくるのだ。実は私のこの作品も、ほとんどが私の好きな作家の受け売りみたいなものであり、その作家には頭が上がらない。
お気に入りの作家の本を全て読んでいるあなたなら、堂々と好きな作家として名前を挙げれば良いだろう。全ての作品を読んでいるという事実に、おそらくそれを聞いた周りの人は驚愕するだろう。そして、もしあなたが幸運にも、好きな作家と出会うことがあれば、その作家に第一声でこう言えば良い。あなたの作品は全て読んでいます、と。その言葉は作家にとって、これ以上ない褒め言葉であり、ファンの中でも抜きん出る可能性を秘めたとっておきの言葉だ。
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