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帰還しました。
5月1日に退院し、自宅に戻ってまいりました。
留守中、コメントなど応援頂き、誠にありがとうございます。
人生というものは、本当にいきなり何が起こるかわからないものです。
自分の身に、まったく予期せぬ『舌癌』が発生し、何がなんやらわからぬうちに、入院治療となったわけなんですが、結果、無事生還というわけにはいきませんでした。
さて、概要を説明します。まず化学療法で抗がん剤を五日間、点滴を打ち続けられました。24時間針を抜かれることもなくずっとです。その際に副作用として、嘔吐、しゃくり、全身倦怠感など、いろんな症状が現れてくるのですが、僕の場合は吐き気としゃっくりが最初に現れました。それに倦怠感に便秘、食欲不振に悩まされました。
で、ようやく点滴が終わって、しゃっくりも止まってくれたんですが、吐き気と食欲不振が数日続くことになり、食べてる途中で食べたくなくなるのです。まあ、のども腫れ上がっていたし、最初食べ物がペースト状のものしか入らなかったせいもあって、食べる時間もかかり過ぎて嫌気がさしてたのかもしれないです。そして、日を追うごとにのどの腫れが引いてきたんで、少し形状のある物に変わり、のどは通るのだけれど、舌が痛い。これが強烈で、やっぱり食べられなくて、殆ど残すことになり、これでまたしばらく食べられなかった。
でも、食べられなくても、栄養剤を点滴されているから、身体は栄養を補給できてるんだけど、医者側は食欲不振かどうかの経過を見ているみたいだった。
そして、ようやく食べられるようになってきた頃、抗がん剤を終えて10日目、運命の宣告を聞かされることになる。
26日に身内の者に「お話ある」とのことで、面談に来てくれと言われた。
もう両親も亡くなっていないので、弟に来てもらうことにした。
まあ、たぶん舌の切除手術のことだろうと思い、弟にもそう言っていたんだけど、話は全く予期せね事柄だった。
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