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――いつの間にか立ち上がっていた、ハインリヒ様に後ろから羽交い絞めにされてしまっていた。
「な……どうして、ハインリヒ様」
先ほどまで脱力していた少年とは思えない程に強い力に、私は驚いてしまう。
あげく、少しだけ身長の高い彼の柔らかな唇が、私の首筋を吸い始めた。
「あっ……!」
「クラウディア、まだ僕は満足していない」
男性と呼ぶには少しだけ高い声で、彼はそう言う。
なんと、腰に触れる彼の欲棒は再燃しているではないか――。
(まだお若いから――!?)
気づけば、黒い軍服の上から、彼の手で胸を揉みしだかれていた。
「あっ、ハインリヒ様っ、あっ、ダメです……」
だが、そんなことで止むはずはない。
細腕のどこに力があるのかという勢いで、私の上衣の釦を引きちぎった。
そうして破れたシャツの隙間に彼が直接手をばし、乳房を鷲づかんできたかと思うと、何度も形をぐにゃぐにゃと変えられる。
「想像していたよりも、肌触りが良い」
「ああっ……」
そんなことを言いながら、彼は乳首をきゅっと摘まんだり伸ばしたりしてきた。
与えられる快感に耐えかねて、私は両手を窓につける。
おもむろに、彼の片手がショーツの中に突っ込んできた。
「クラウディアは感度が非常に高いみたいだな――もう濡れてしまっている」
そういうと、一度下着の中から濡れた指を取り出して、私に見せつけてくる。
わざわざ、ちゅぱちゅぱと音を立てながら、ハインリヒ様は愛液をなめとっていくのが、窓ガラス越しに見えて羞恥を誘った。
「きゃっ……!」
ずるりと、下着ごとズボンを膝まで降ろされたかと思うと、じわじわと液を出す猛りを、お尻の間に添えられる。
そのまま溝の上を、ぬるぬると、剛直が這いずりはじめた。
「クラウディア、僕のそばから離れるな」
「でも、上層部の命で……ああっ……!」
彼の肉楔が、淫芯を穿つ。
ねじりこまれた杭が、ぐちゅぐちゅと、蜜池を犯す。
そうして、彼が私のお尻に腰を打ち付けはじめた。
「ああっ、あ――」
ぱちゅんぱちゅんと、熱した肌同士がぶつかり合う音が機内に響いた。
飛行船は旋回をはじめていて、直に空港に到着してしまうだろう。
立ったまま、何度も激しく肉杭を官能の芯目がけてぐちゃぐちゃと出し入れされて嬌声を上げた。
息しか吐けないような激しい動作を受け続け、両手を置いた窓ガラスがガタガタと揺れ動く。
はだけた服から覗く、両方の乳房は窓に押しつぶされていた。動くたびに、乳首の先端が擦れて、そちらからも快感が駆け抜ける。
「ハインリヒ様、戯れはよしてくださ――」
「戯れなんかじゃない」
激しい揺れの中、頭がぼんやりしてまとまらない。
(戯れじゃない……?)
「どういう意味で――ああっ」
彼の肉棒がさらに肥大化する。
「言葉通りの意味だ――クラウディア、だったら、お前が僕の子を孕めば、そばにいてくれるか――?」
「は、孕む……!? あああっ……!」
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