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ミモザは目をまん丸にして俺を凝視している。
抵抗するように腕を動かすが、なんか子供が一生懸命がんばってるくらいの力で、たいしたことない。
だから両手首を頭の上に押さえつけると、俺はミモザの尻の間に指を滑らせた。ミモザの窄みは昨日触ったせいかあっさり俺の指を呑み込む。
「ひっ、やっ、やだ」
ミモザは顔を強張らせた。
足を閉じミモザは逃れようと身体を動かしたが、俺は体重をかけて押さえ込んだ。
「やだ、なにすんだやめろ。抜いてっ」
すぐにその黒い目は涙で濡れた。今さら泣いたって遅い。
俺は指を抜くどころか、中をぐちぐちと擦ってやった。
「んっ、っつぅ、やあっ」
「いやがってても感じるもんなんだな。誰にも突っ込まれたことないってことは、ここ、もしかして自分で開発したの?」
「あっ、う……、お前には、関係、ない」
「尻で男がこんなよがるなんて知らなかった。ほんと、女みたいだよね」
「ううっ、あっ、やっ、そこ、そんなにさわらないで」
「ここ? このぐりぐりしてるとこ気持ちいいの?」
「やっ、やぁっ、あああっ」
びくんとミモザの身体が跳ねる。
「イった?」
顔を赤くし息を荒く吐き出すミモザの身体が弛緩する。ミモザが悔しそうに睨むので俺はさらに指を増やして中を拡げた。
「やだっ、もうやめて」
「気持ちいいくせに」
「うわっ、んんっ、あっ」
「またイったの? 指だけで何回イくんだよ。あー、お前ほんと、エロいね」
身体をひくつかせイき続けているのかミモザは答えない。
指が二本余裕で入るんだからもう大丈夫だろ。
俺はすっかり膨張している自身を取り出すと、ミモザの窄みに擦りつけた。
「えっ? あ……、やめ、やめて、お願い。本当に、それだけはやなんだ」
我に返ったミモザが必死に抵抗する。身体を横に捻ると、自由になった両手で窄みを覆いながら言う。
「お願い、お願い。それ以外のことだったらなんでもするから、お願い、やめて」
「いやだ、無理。俺限界だし、それ以外どうでもいいから挿れる」
ミモザの手をどかして、足を開かせるなんて造作もない。
「やだ、やだっ、初めては好きな人としたいんだ。そう決めてたんだ。お前みたいな奴となんて絶対やだ。やだっ!」
「お前さぁ、俺の名前、もしかして知らない?」
「へっ? 三輪、三輪なつめだろ」
「正解。じゃ、俺の名前呼んで」
俺はミモザに自身を挿れた。抵抗感があったのは最初だけで、ミモザの中はすんなりと俺を受け入れてくれた。
ミモザは悲鳴をあげた。でもそれはすぐに嬌声へと変わった。
「やあっ、あっ、あっ、ぬ、いて……」
「無理。気持ちいいし。痛くない?」
「……たく、ない」
「なに?」
「あっ、やっ、そんなにそこ、擦るな」
「ああこのぐりぐり? ちんこで擦ってもやっぱ気持ちいいの」
「んんんっ、やぁっ、あっ、あっ」
声を抑えようとしてでも追いつかないらしい。
ミモザの中はあったかいし、ぬるぬる柔らかくて、それなのにぎゅっとすがりついてくる。
本人の意思とは裏腹に。
嫌がってはいるけど痛くないし、なんなら気持ちいいっぽい。ミモザの腰も俺の動きに合わせるように揺れていた。
ああ、俺今、男とセックスしてる。
後ろの席の同級生相手に腰を振ってる。
「も、やめて、ほんと……、み、わ」
「やばっ」
ミモザが俺の名前を呼んだ瞬間、俺は達してしまった。
俺はミモザの処女を奪ってしまった。
事が済むとミモザは衣服を着て逃げるように家を出て行った。
一人きりになって初めて俺は、やっちまったと思った。
ひどいことをしてしまったと自覚して、冬休み明け早速ミモザに謝ろうとしたのに、逃げられて、逃げられ続けて、今に至る。
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