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「…………っ、うぅ………、んっ……、うっ………」
いつも通り、指を入れられ、僕は泣きながら、意識を別の所に持って行っていた。何回したってこの行為には慣れない。いい加減、僕に惨めな思いをさせるのを止めて欲しい。先輩は楽しんでるみたいだけど、僕にとっては本当に地獄だ。
「大分ほぐれてきたね。毎日した甲斐があったなぁ~。」
「うぅー…………、や、だぁ………、うっ……、……っ」
「うさちゃん、頑張ったね~♡」
悪趣味すぎる。僕のことをからかうために、恋人になって、こんな行為をするなんて……。僕は先輩の玩具じゃない。でも、先輩が怖くて、何も言えないし、抵抗できない。
「じゃあ、今日は俺の入れようね。」
「…………え……?」
俺の入れる…………?え?
先輩は自分のズボンを脱ごうとしていた。意味が分からなかった。だって、先輩は彼女がいるわけだし、男の僕とする意味がない。これまで性的ないたずらをしてきたのは、僕のことをからかうためであって、先輩とするのは絶対に違う。
「せ、せんぱい………?なにして…………、」
「今日は朝まで愛し合うって言ったよね?」
先輩はいつも僕の想像を超えてくる。まさか、僕とするつもりだと思ってなかった。
え、やだ……、したくない………。
「うさちゃん、チューしよ。」
「……や、やだ…………。せんぱい…………、お、おねがい、します……、それだけは……」
「なんで?」
「やだ………、こ、こわい…………」
「大丈夫だよ。これまで2人で準備してきたでしょ?」
準備?あれって準備だったの……?ただ、僕に恥ずかしい思いをさせるためだけにしてたんじゃ……。
「うさちゃん、優しく抱いてあげるからね。」
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