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愛情
朝、目が覚めるとテーブルにはおにぎりと鎮痛剤とペットボトルの水が置かれていた。
水は少しぬるくなっていたからここに置かれてから時間が経っているのかもしれない。
重い体を引きずってシャワーを浴びていると身体中に白崎が付けたいくつもの所有印を見つけた。
夢じゃないんだ。
先輩が来てくれた、でも本当に幽霊なんだろうか、昨夜の先輩の吐息や体温、熱い体の感触が生々しかった、もしかしたら休み明けに「騙してゴメン」とか言うんじゃないだろうか
一日ぼんやりと過ごしていたら
ゼミのグループLINEに教授からのトークが入った。
→知ってる人もいるかと思うが、今月の始めに白崎次哉くんが亡くなりました。落ち着いた頃に伺おうと思いまして、8月18日に白崎君の山梨県の実家へ挨拶に行こうと思っております。
一緒に行かれる方はこちらに書き込んで下さい。
教授のLINEの文章は長い、ほぼメール的な感じだ。
どうでもいいことばかり考える、そうでもしないと、この文章には確定的な言葉が書かれているから。
参加します
それだけ打ち込んで送信する。
やっぱり、幽霊だったんだ。
不思議と恐怖感はなく、それ以上に会いに来てくれたこと。そして抱いてくれたことがうれしかった
体に残る痕をなぞりながら次哉との夜を思い出す。
先輩の家に行けば気持ちの整理がつくだろうか。そんなことを考えていると玄関のチャイムが鳴った。
まさかと思いつつ、急いで出てみるとそこには白崎が立っていた。
来てくれた!それがうれしくて抱き着き自らキスをする。
1分でも無駄にしたくなくて玄関という場所も忘れて、お互いを求めあう。
ワンルームの部屋は玄関からベッドまでの距離は短く、二人はもつれ合いながらベッドに倒れ込んだ。
恥しいと思う気持ちは無く、悠希ははやく欲しくてねだる。
白崎は待ちきれず腰を揺らす悠希を机の上にあったボディローションでならしていく。
指でナカをかき混ぜながら、透明の蜜をたらし続ける悠希自身に舌を這わせる。
悠希もその刺激に大きく
「あ・・・ああん」
と、背中をそらせて達してしまった。
「気持ちいいい?」
「う・・ん」
「あっ・・ん・・でもぉ先輩のが欲しい」
「あげるよ」
そう言うと、一気に根元まで侵入した。
「ああああああああああん」
背筋をそらせ、腰を揺らす。
その動きにあわせて、
悠希の感じるところを何度も激しくこすりあげる。
「や、もう出る」
後ろの快感だけで悠希のモノから白い熱が吐き出される。
「はあん、もうダメ」
「もう少しがんばって」そういうと、
悠希を四つん這いにさせて後ろから激しくうちつける。
イったばかりの悠希は敏感になりすぎて背中にかかる白崎の息にも感じてグチュグチュといやらしい音を立てる
一層強く中に打ち込み「悠希」と名前を呼ぶ。
「はあ、深・・い」
白崎は悠希の中に熱を穿きだした
それと同時に、悠希も
「んあっ・・いい・・」
大きくのけぞり、3度目の吐精をした。
ぐったりとベッドに倒れ込みながらも
いつまでもつながっていたい、白崎を離したくないという気持ちが
「先輩、まだ抜いちゃ厭だ」
という言葉になった。
白崎は悠希とつながったままあおむけにすると、そのまま膝の上にのせ悠希の乳首を吸い上げ甘噛みする。
悠希は白崎の顔を両手で挟んで舌を出すと白崎も同じように舌を出す。
二人の舌が絡まりくちゅくちゅと水音をたてて重なっていくと白崎自身が悠希の中を再び圧迫してく。
「やっ、先輩、中で大きくなってる」
「悠希のエロい顔がやばいから」
悠希を膝にのせたまま腰をゆさぶる。
何度も中をこすられてちょっとした刺激にももう耐えられなくなっていた悠希は白崎との間に白い飛沫を飛ばした。
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