ドラゴンの執事

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鎖を引きちぎろうと腕と翼に力を込めるが、黒光りする鎖はまるで意思を持つように、クネクネと龍の巨体にまとわりついてくる。 「その鎖は龍封じの魔法がかけらている。諦めろ!」 「何!?」 「火をかけろ!」 兵士達は館中に油を撒くと松明で火をつける。 龍の体はたちまち轟音を上げる紅蓮の炎に包まれた。
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