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連絡先を交換した  今更かよ と我ながらテンパりすぎで順番が全くバラバラなのに苛立つ 休みを合わせて デートというものをしてみる 映画みてご飯食べて 俺の家に戻る めぐちゃんはお茶 おれは缶ビールで少しくつろぐ  テレビを見ながらたわいもない話をする その時間も心地いい テレビがCMになり 会話が途切れる 「あのさ 今さらだけどさ」 めぐちゃんの横に座り直して視線をあわせる 「ん?」俺の雰囲気に不思議そうだ 「めぐちゃん オレの彼女になってくれる?」一瞬とまったあと ニッコリ笑って 「うん」と答えてくれた めぐちゃんをぎゅっと腕のなかにとじこめる 「よかったぁ これでオレのめぐちゃんだね」胸の中で小さく頷くのがわかる そっと離れて真っ直ぐ見つめて ゆっくりキスをする 「じぁさぁ 体も俺のものになってくれたりする?」我ながらやらしい聞き方だ ちょっとの間があったあと こくっと頷くめぐちゃんは真っ赤になっていてかわいい もう一度キスをして ベッドに促す ベッドに座っためぐちゃんの肩に手を置いて今度は深くめぐちゃんの唇を 口内をむさぼる 何度してもそのかわいらしい反応に身体中がめぐちゃんを求めてしまう お互い初めてなんてことはあり得ないけど  めぐちゃんは心なしかこわばっているように感じた だからめぐちゃんが安心するように 何度もキスをして 肩や髪や手に優しく触れた 徐々に力が抜けて 甘い声も聞かせてくれるようになってきた ふと見ためぐちゃんの表情に やべぇ 俺のほうが余裕なくなりそう
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