突然の訪問

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「ふーん。なら厄介だな。勝てたとしても…向こうが馬鹿みたいな戦い方したら…俺たちは危ないかもな」 馬鹿みたいな戦い方。 簡単に言えば、包丁やナイフ、銃などを使うことだ。 スコーピオンも組と繋がってると聞いたから。 拳銃なんか持ってる可能性だってある。 「杏は、スタンガンで気絶させられたってさ」 「うん……首に火傷みたいな跡が残ってる」 「長谷川がやったんだろ?」 「…うん。本人がそう言ってる」 そうか。その事も片付けなけれならなかった。 杏を裏切った。 なにやら理由があったらしいけど、1度も会ってない。そのままあの日に、帰した 「長谷川、泉に杏がいる場所教えたろ?なんだったんだろうな」 「今更こんなはずじゃなかったってゆう、ありきたりな奴だろ」 ひぇーー杏が絡むとお前更にキツイな。と朔は苦笑いしている。 まぁ長谷川に当たるのもおかしい話かもしれない。 守れなかったのは俺たちだから。 「なぁ、朔?」 「んー?」 今思いついたけど 「西潰すか」 予想通り、目をまん丸にして、朔は俺をじーっと見る。 「え?西?か、関西?」 「馬鹿…流石にそれは無理」 噛み合わなくて笑いそうになる。 杏達が統一したと言われてる、関西には、流石に手を出せない。 てゆうか規模が違う じゃなくて 「最近西が動いてるだろ?あれを先に片付けて、手を焼かすものを無くしたいんだ。他のことに手を焼く暇はない。西を先に潰して、それから。スコーピオンだ」 口がポカーンと開いてる朔に、まだ話を続ける。 「自分達から手を出す事はしないつもりだったけど、例外だ。今俺らは高2の夏。卒業まであと1年半。長くはないだろ。もうすぐ卒業だ。それまでに、杏を開放してやれるかわかんねぇ。逆に…遅いと解決してやれるまで、杏は不安なまま過ごすことになる。 早いに越したことはないだろ?」 杏を挟んで向いに座る朔は、杏と俺を交互に見てため息をついた。 「お前がいっぱい喋る時って、ろくな事ない」 「…そうか?朔はどう思う?」 「別に…お前が総長だ。決めたらみんなついて来るよ」

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