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「僕は……貴方を信じても良いのですか?」
「ああ、もちろんだとも」
僕は握っていた手に力を込める。空いた方の手で天宮くんの頬に触れ、ゆっくりと顔を寄せていく。
天宮くんは僕をじっと見つめるだけで、微動だにしない。そのまま唇が重なり、久々に味わう天宮くんの柔らかな唇に、抑えきれない欲望がせり上がった。
天宮くんの頭に手をやり、唇を吸っては舌先でなぞっていく。
「はぁっ……」
天宮くんの微かな吐息が唇の端から溢れ出し、薄く開いた唇の隙間から舌先を差し込む。ぴちゃぴちゃと水音を立て、天宮くんの甘味な舌を絡み取っては唾液を啜る。
「っん……ッ……」
着流しの隙間から手を這わせ、着崩れた襟元の部分から白い肌が露わになっていく。
煽情的なその姿に堪らず天宮くんを布団の上に押し倒すと、僕は首筋舌を這わせ優しく吸い上げ赤い印を残す。
「あっ……そんなところじゃあ、目立ってしまいます」
「他の誰かに見られても構うものか。僕以外の誰にも、君を触れさせたくないのだからね」
この間まで、鎌頼も共犯者に――と思っていた僕の考えが、今や天宮くんを自分だけの物にしたいという心持に移り変わっていたのだ。
僕の心持を此処まで変えてしまう天宮くんには、正直畏怖の念さえ抱いてしまう。
「天宮くん。僕はね、君に出会って色々と変わったのかもしれない。最初こそは互いの欲求さえ満たせれば、と思っていた事は否定ができない。でも今は違う。僕は君が愛おしく思えてならないのだ」
すっかり帯を解いてしまうと、白く艶やかな裸体が露わになった。そこに桃色に色付いている小さな粒に、僕は顔を寄せる。
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