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悠斗は、おばさんに聞かれ、顔を真っ赤にしていた。
「そんなの…母さんには、関係ないだろ!!」
悠斗は、ぶっきらぼうに言うと、残っていたご飯をかきこみ、流しに、食器を持って行くと、私のことを、じっと見てきた。
「悠音…ほら!! 行くぞ!!」
悠斗が、私に、手招きをしたので、
「すいません…。 行ってきます!!」
とだけ言って、顔を赤くしながら、おじさんとおばさんに会釈した。
そして、悠斗の所へ行くと、そのまま、悠斗と一 緒に、悠斗の家を出た。
そんな私達を見て、おじさんとおばさんは、クスクス笑いながら、少し楽しんでいた。
外に出ると、悠斗は、私に謝ってきた。
「ごめん…。 あんな言い方して…。
まだ、さっきの返事も聞いてないのに…。」
悠斗は、そう言うと、頭を下げた。
「べっ…別に、謝らなくていいよ…。
…大事…って…言って…くれたこと…すごく…嬉しかったし…。」
私は、恥ずかしくて、言葉を詰まらせながら言った。
「えっ…じゃあ…悠音も、俺のこと…好きって思ってくれてるの!?」
悠斗は、私の言葉を聞いて、そう言うと、歩きな がら、私の顔を覗き込んできた。
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