高1、春……。~恋の予感~

14/35
前へ
/56ページ
次へ
私は、悠斗から、目が離せなくなってた。 そんな私を、不思議そうに見つめる悠斗…。 「悠音?どうした? どっか、怪我したのか?」 悠斗に聞かれて、はっ…!!と我に返った。 「なっ…何でもないわよ!! 」 素直に、お礼を言えない私を、悠斗は、優しく見つめてた。 「何だよ…悠音。 もしかして、 俺に、見とれてたの?」 悠斗が、そう言って、クスクス笑うから、私は、フ イッと、顔を反らした。 「そんなんじゃないし…。 もう…行かなきゃ、遅刻だってば!!」 私が、そう言うと、悠斗は、まだ、クスクス笑ってた。 「本当に、悠音は、嘘つくと、まばたき増えるのな…。 なぁ…もう一回…ちゃんと、キスしていいか?」 悠斗が、急に、真剣な顔して言ってくるから、また、私の胸が、ドクンッ…ってなった。
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加